喫煙と歯周病の関係とは?
- 2024年10月21日
- 予防歯科・歯周病治療
こんにちは。 あけぼの歯科の歯科衛生士です。
喫煙は、歯周病へ大きな影響を与えますが、具体的にどのような関係があるのかご存知の方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
今回は、喫煙と歯周病の関係について、一部ピックアップしてご紹介いたします。
喫煙と歯周病の関係とは?
喫煙の習慣がある方は、喫煙しない方に比べて、歯周病になりやすく、悪化しやすいことがわかっています。 また、喫煙者の方は、歯周病の治療効果が低く、治療後の治りが遅い傾向にあるのです。 これは、たばこに含まれる有害物質が影響しているためです。 逆に禁煙をすることで、歯周病のリスクは大幅に下げられることもわかっています。
たばこの有害物質による影響とは?
血流が悪化する
喫煙は血流に悪影響を及ぼします。 たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、歯茎への血流が悪化するのです。 すると、歯周病になっていたとしても、歯茎に腫れや出血が見られにくく、歯周病の発見が遅れてしまいます。 また、喫煙による血流の悪化は、歯茎の治癒力を低下させるため、歯周病の治療が難しくなる要因となります。
免疫力が低下する
たばこには、免疫力を低下させる作用もあるため、注意が必要です。 ニコチンやタールなどの有害物質が体内に取り込まれると、免疫システムが弱まり、感染症に対する抵抗力が低下します。 口腔内でも同様に、歯茎が歯周病の原因菌に感染しやすくなってしまうのです。 歯周病の発症リスクを低下させるためには、早めの禁煙が推奨されます。
以上、今回は喫煙と歯周病の関係について、一部ピックアップしてご紹介しました。 喫煙は歯周病のリスクを大幅に高める要因です。 歯周病予防のために、喫煙を控え、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。
むし歯や歯周病などでお困りの方は、ご相談ください。