口臭原因・口臭ケアについて
- 2023年10月17日
- 予防歯科・歯周病治療
こんにちは。あけぼの歯科の歯科衛生士です。
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今日は、よく患者さんにご質問頂く口臭についてお話していきたいと思います。
口臭が気になる時間帯
誰でも気になる口のイヤなニオイ。じつは、口臭のレベルは時間帯によって変化しています。なかでも一番臭いのが朝の起床時。なぜかというと、寝ているときに口内細菌が増殖してしまうためです。
日中は、食事をすることで唾液が出るので、口の中の細菌は洗い流されます。また、歯みがきをすれば、さらに細菌はいなくなります。その後、細菌は増えていくものの、食事をとったり歯をみがいたりすることで、口臭は少なくなっていきます。
口臭が強くないのに口臭を気にしすぎる人もいますが、一方で、口臭の検査と治療を行う口臭外来を受診する人の60%以上は実際に口臭があります。口と鼻はつながっているため、鼻は常ににおいにさらされているため、慣れが生じて実際に口臭があるのに自分では気づかない場合もあるのです。口臭が気になる人は、歯科医に相談することをおすすめします。
口臭の原因
口臭の原因は、大きく分けて3つあります。
1つめは、内臓など体に原因がある場合で、消化不良、肝機能低下、糖尿病などが考えられます。消化不良の場合は、食べたものが胃や腸で停滞し、異常発酵することで腐ったような臭いの口臭が発生するのが特徴です。肝機能低下では、毒素が分解されないためにアンモニア臭がし、糖尿病では、アセトン臭という甘酸っぱい臭いが特徴的です。内臓など体に原因がある場合は、歯科医ではなく内科医の受診がおすすめです。
2つめは、口の中に原因がある場合で、「舌苔(ぜったい)」という舌の汚れや、歯の汚れ(プラーク)、虫歯、歯周病などが考えられます。「舌苔」とは、舌の表面に溜まった細菌の塊のことで、なかなかとれません。舌の表面は、舌乳頭という凸凹の組織で覆われていて、ここに口や舌の表面からはがれた古い細胞や食べものが溜まると、それを栄養源とする細菌がどんどん増殖していきます。そうして細菌が臭いを出しながら、しかもネバネバとした物質を出し、ますますとれにくくなってしまうのです。舌苔は舌クリーナーや舌ブラシで除去していくことができます。
いろいろな種類のものがありますが、どのようなタイプのものでも、舌が傷つかないように優しい力でこすってください。舌クリーナーが手元にないかたは普段お使いの歯ブラシでも大丈夫ですので優しい力で舌を磨いてみてくださいね。しかし、舌は表面で味覚を司る組織なので非常にデリケートなのであまりにも磨きすぎたり、力を入れすぎると傷つけてしまい、返って口臭が強くなったり舌の感覚がおかしくなったという事例があるので、舌磨きをする場合は十分に気を付けて下さい。舌磨きの頻度は1日に1回です。また1度に磨く回数は最大2~3回までです。磨く回数とは、舌を磨くときに上から下へブラシを滑らすのですが、その回数が2~3回までということです。磨くタイミングは夜間唾液が出ない間に舌苔が溜まってしまうので朝のブラッシング時に一緒に舌も磨いていくと効果的です。
3つ目は唾液の減少です。唾液がお口の中の汚れを洗い流してくれたり殺菌してくれたり常にお口の中を守ってくれています。唾液が減少することによって細菌が繁殖しやすくなり口臭の原因になることもあります。唾液は加齢や飲み薬の副作用、ストレス、口呼吸などにより減少することもあります。細目な水分補給、唾液腺のマッサージ、鼻呼吸をこころがけてみて下さいね。
まずは気軽に相談を
口臭の治療は、まず原因を特定することが第一です。
歯周病が原因であれば、歯科医院で治療を受けながら、歯磨きをしっかり行って汚れを除去します。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、より効果的です。口臭は身体のサインです。気軽に相談してくださいね(^^)