歯周病対策で歯磨き粉を選ぶ際のポイントとは?
- 2024年10月28日
- 予防歯科・歯周病治療
こんにちは。あけぼの歯科の歯科衛生士です。
歯周病を予防・改善するためには、日頃のセルフケアに気を付けることが大切です。 今回は、歯周病対策で歯磨き粉を選ぶ際のポイントについて、一部ピックアップしてご紹介いたします。
殺菌作用のある成分が含まれているものを選ぶ
歯周病は、歯茎が細菌に感染することで発症し、進行します。 そのため、殺菌作用のある成分が含まれている歯磨き粉を選ぶことが大切です。 例えば「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」や「CPC(塩化セチルピリジニウム)」などの成分は、歯周病の原因菌の抑制を期待できます。 歯磨き粉を選ぶ際には、これらの成分が含まれているか成分表を確認してみるとよいでしょう。
研磨剤があまり含まれていないものを選ぶ
歯磨き粉には、歯の表面をきれいにするために研磨剤が含まれているものがあります。 しかし、研磨剤が過剰に含まれていると、歯茎や歯の表面を傷つける可能性があります。 特に、すでに歯茎が炎症を起こしている場合は、出血を引き起こしたり、症状を悪化させたりする原因となるかもしれません。 研磨剤があまり含まれていない歯磨き粉を選ぶことで、歯茎に負担をかけず、歯周病を改善していくことが大切です。
フッ素濃度が高いものを選ぶ
フッ素には、細菌の働きを抑制することで、歯垢や歯石の産生を防ぐ効果があります。 歯周病は歯と歯茎の境目に歯垢や歯石がたまり、細菌が増殖していくことで発症するため、フッ素を日常のセルフケアに取り入れることも大切です。 フッ素濃度が高い歯磨き粉を選ぶことで、歯周病や虫歯を予防し、口腔内の健康を保つことにつなげられるでしょう。
以上、今回は歯周病対策で歯磨き粉を選ぶ際のポイントについて、一部ピックアップしてご紹介しました。 歯周病を予防・改善するためには、正しい歯の磨き方が一番大切ですが、適切な歯磨き粉を選ぶことで歯周病へのアプローチが容易になりますので、使用されるのがおすすめです。また、日頃の丁寧なセルフケアに加え、定期的に歯医者でチェックを受けることで、より効果的に歯周病対策をおこなうとよいでしょう。
当院では、お子様からご高齢の方まであらゆる世代の患者様おひとりおひとりにしっかりと寄り添い、治療を行なっております。お困りの際は、ご相談ください。